MC19(cbr250r)といえば燃料ホースのジョイント付近からの滲みや燃料ポンプ自体の劣化、燃料ポンプの構造的欠陥でガソリンが漏れて気化し、燃料ポンプの作動時の接点火花で着火し燃える…とよく言われているので冬眠明けの機会に燃料ポンプを撤去しました。
自分のラジエーターホースもそうだったのですが、燃料のホースもホースバンドで締め付けている箇所は経年劣化で滲んで来ると思われます。
当記事では燃料ポンプレス仕様に必要な燃料ホースの内径や燃料フィルターを紹介していくので同じこと考えてる方居たら参考になればと思います。
※作業は自己責任で行うかお店に相談して行って下さい
燃料ポンプ装着時の燃料の流れ

上の画像の通りですが、タンク→燃料フィルター→燃ポン→キャブといった感じでつながっています。複雑なRを描いているのでなかなか市販品で代用が効かなく、対策品の燃料ホースセット(「フューエルチューブセット:16955-KY1-315」)は廃盤です。
今回はタンク→社外燃料フィルター→キャブといった流れに変えていきます。
タンクとキャブを繋ぐホースの内径について
元々着いていた燃料ホースの内径は約7.5~8mm位です。
7mm→きつくて刺せず
7.5mm→結構きついが刺せた(硬いホースしかネットで見当たらず、試したら全然曲がらず扱いにくかったのでパス)
8mm→抵抗感がしっかりとあり、問題なく刺せ簡単には抜けない(これを使います)
内径8mmの方になります。柔軟性があり使いやすかったです。
50cmあれば足りるので余裕で余ります。
燃料フィルターについて
もともと付いている純正のフィルターはタンクとキャブとの接続部とは径が全然違って(確かフィルター吐出口の外形は10mm位)再利用出来ませんので、ホース内径8mm用のフィルターを別に買いました。
燃料ポンプ取り外し

燃料コックをオフにしてカウルを外し燃料タンクを外すとアクセス出来ます。
こちらが取り外した燃料ポンプとホースです。
元々フューエルホースは対策品が入っていたのかな?触った感じもまだ柔らかくて内側も腐食なく、やたら綺麗でした。
燃料ポンプとホースは予備でさらに別に持ってるのでこれは一応保管するかヤフオクに流します。

ついでに燃料コックが小汚いしOffでも漏れでていたので新品交換しました。

燃料ホースとフィルターをいい感じに合わせます。

ホースの方にホースクランプは付いていますがフィルター周りはしっかりしたものに変えてます。
フィルターにはin outの向きがあるのでその通りにします。
フィルター部分はなるべく垂直になるような位置にするのがよいかと思います!
よってタンク側ホースを少し短めにするのが良きかな。
ホースとフィルター取り付け

キャブとタンク側エンドにもホースクランプを付けて完成です。
タンクの着脱に支障ない程度になるべくホースを短く、落差を考えこんな感じになりました。
傾斜がかなりきついともしかすると一時的に燃料が来ないですが、余程のことがなければ大丈夫かな。
他にいいレイアウトあるよって方教えて下さい。
燃料コックをオンにして燃料が流れるのを確認して作業終了。
写真撮って思ったけど落差はしっかり付いてるし結構タンク使えるような気が…
燃料ポンプレスにて実走
高回転を使ったり傾斜がある道を走りましたが特に問題はありませんでした。
メーカーがわざわざ燃料ポンプを取り付けているには意味があるので燃料が薄いだとかなんか不具合あれば直そうかなと思います。
基本的にMC19は燃費が25キロ以上は走るので航続距離が多少短くなる可能性があるけど、炎上リスクに比べればマシですかね。

燃料ポンプ流用と最後に注意喚起
Twitterにてニハリが炎上した件で詳細に報告して下さった方曰く、当時物や中華製燃料ポンプだと構造的欠陥により、燃料ポンプ自体のカシメ部分から漏れたガソリンが密閉の甘いポンプ接点部付近に流れor気化したガソリンが引火し燃える可能性があるようです。
新品の対策品のホースセットを導入していたとのことで、ホースだけではなく燃料ポンプ自体にも注意し、接点カバー部の密閉が甘い様ならコーキングや液ガスで接点部の密閉を強化する等対策する必要があるようです。
ちなみに他車の流用ではホース径がやや違いますが、マジェスティ用なども使えるようですね。恐らくマジェスティ用の燃ポンは接点部に炎上対策がされていると思います。
その他何か注意喚起や流用情報があれば僕も知りたいのでコメント等で教えて貰えると助かります!
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