先日メルカリにて趣味関係の物(新品・未使用)を購入しました。
届いて開封したところ明らかに開封跡があったので、画像を添付し事務局に問い合わせるとともに出品者と簡単な交渉をして同意を得られたので、一部返金(一部保障)対応をして頂けました。
この一部返金の制度は裏技ではなく、メルカリでも認めている正規の方法となります。
この記事では一部返金の流れや手順、実際に出品者と交渉した文章、申請のやり方を画像付きで解説します。
メルカリでの一部返金(一部補償)とは
購入した商品に不備があった際に、一部の代金をメルカリ事務局を通して返金して貰うことです。
それぞれの立場に立って解説すると
購入者側:購入した商品代金の一部を返金して貰うこと
出品者側:販売した商品の売上金の一部を購入者へ返金すること
商品に不備があるけれども返品までは必要ない・返品が面倒な場合やレアな商品で入手しにくい場合の選択肢として一部返金は非常に有用な方法となります。
一部返金とは、事務局を介して出品者へ反映される販売利益の一部を購入者へ返金すること
メルカリガイド>取引開始後のFAQ>購入した商品について>発送後の商品について>商品に問題がある>購入者への一部返金手順
一部返金出来る条件
1.出品者/購入者双方が「申請前の確認事項」に同意している
※返金処理する取引では、事務局が取引完了処理を代行することになります。
※お互いに評価が出来なくなり、一部返金後は取引メッセージは使用不可になります。
一部返金で帰ってくる代金は購入者の売上金に追加されます
2.取引メッセージ上で返金額が数字で明示(○○円)され、その額に出品者/購入者双方が合意している
取引メッセージにて返金額(例:3500円の一部返金等)を数字で明示し同意を得ます
今回購入した商品について
今回購入したのは新品、未使用品で商品説明の本文に未開封です
と記載がある商品になります。
商品の状態:新品、未使用
間違って二つ購入してしまいました。
未開封の品で購入後保管していました!
使って頂ける方にお譲りします。
実際の一部返金の手順や流れとメッセージ例文
一部返金だけでなく返品の場合も絶対に受け取り評価を先にしてはいけません。
評価後はメルカリ事務局に対応して貰うことが非常に困難になります。
届いた商品に問題がある場合は評価前に一部返金や返品への対応に動きましょう。
また一部返金では互いに評価がつけられなくなります。
1.出品者に丁寧に商品不備があることを伝える
明らかに出品者が悪い案件でも、相手を批判したり怒り口調の文章は送らない。
波風をたてないように、商品を送り間違ってませんか?等
間接的に商品についての不備を伝えます。(完全無視を決め込まれたら面倒な為)
発送ありがとうございました。
商品が無事に届きました。
新品未使用の商品とのことですが、開封された跡がありました。
商品を送り間違っていませんか?
ご確認よろしくお願い致します。
24時間程度返信が無く、無視された場合はこのタイミングで事務局に問い合わせを行います
→事務局に問い合わせることで、事務局が出品者に
【重要】事務局からのお知らせ
というタイトルで個別メッセージを送ってくれます。
事務局から個別メッセージを送って貰うとだいたいの出品者様は無視をしにくくなり、返信をしてくれる場合が多いです。
事務局への問い合わせ方法は
アプリの下段タブのマイページから→ヘルプの下のヘルプセンター→問い合わせする商品を選択→届いた商品が説明文と違う/壊れている→一番下にスクロールしお問い合わせはこちら
から行うことが出来ます。
※ちなみにこの運営からの個別メッセージを出品者が無視を続けると取引自体がキャンセルとなることがあります。
出品者は売上が一切入金されず、購入者は商品を返送する必要が無くなります。
また出品者にあっては利用制限といった重大なペナルティを受ける可能性が高いです。
2.一部返金への同意を得る
そして送り間違っておりませんか?と送信してから24時間が経過し、更に返信を促すメッセージを送っても無視をされている状況でした。
しかし前項の通り事務局に問い合わせていたおかげですぐ出品者から返信がありました。
相手と連絡が取れたので一部返金対応をして戴きたい旨を出品者様に伝えます。
本当に送り間違っていたのか、故意なのか分かりませんが同意は得られました。
返信ありがとうございます。
商品説明では〇〇でしたが実際に届いた商品を確認しますと
商品説明や商品画像の状態と大きく異なり××でした。
このまま返品はせずに使用していきたいと考えますが
もし可能であれば一部返金の対応をしていただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
3.一部返金額を交渉する[一部返金の相場は?]
同意を得るのに加えて、取引メッセージにて返金額(例:3500円の一部返金)を数字で明示する必要があります。
一部返金の相場はいくら位かは特に決まっておらず、商品の元値や破損や不備の程度にもよりますが
自分の場合は約35000円の商品の10%にあたる3500円の返金額で交渉しました。
※ 半額返金や30%の一部返金などの表現ではなく返金額を数字で明示。一部返金に必要な条件の一つで事務局も確認する為。
4.メルカリ事務局へ問い合わせから一部返金の申請を行う
事務局への問い合わせ方法は以下の通りです。
アプリの下段タブのマイページから→ヘルプの下のヘルプセンター→問い合わせする商品を選択→届いた商品が説明文と違う/壊れている→一番下にスクロールしお問い合わせはこちら
またはこちらのリンクからも直接申請を行えます。
一部返金ということで双方合意し、金額も決定したことを事務局へメッセージを送信します。
すると事務局の方から出品者と購入者双方に申請前の確認事項への同意を求められます。
内容は以下の通りで
これに同意とメッセージを送り、こちらで行う手続きは終了です。
暫くすると一部返金対応が完了したという個別メッセージが来ます。
日数はほとんどかからず、殆ど即日で対応して頂けると思います。
メルカリで一部返金の際の手数料について
購入者側は手数料を取られることなく一部返金額の全てを売上金として貰えます。
しかし出品者側は売上金(売れた金額マイナス10%手数料マイナス送料)から更に一部返金額を引いた額を最終的な売上金として受け取ることになります。
間違えやすいのがメルカリ手数料の10%ですが
売れた金額の10%にかかるのであって、一部返金額を引いた額にかかるのではありません。
つまり一部返金額が高い安いに関わらず手数料は決まって売れた金額にかかるということに注意です
メルカリはPayPayフリマ(Yahooフリマ)や他のオークションサイトに比べて運営の対応が非常に早い印象ですね。
またメルカリでは一部返金制度が非常に便利ですが、PayPayフリマ(Yahoo!フリマ)には一部返金の制度はありませんが、商品満足サポートやお見舞い制度があります。
やや条件が厳しい印象ですがこちらも最近実際に利用してみたので後ほど別記事で解説します。
メルカリで一部返金対応を申請する場合の本人確認は必要か?
自分は面倒で本人確認を行っておりませんが
購入者側での一部返金の際には本人確認は必要ありませんでした。
メルカリの一部返金時の返金方法(クレジットやpaypay支払いの場合は)
メルカリで一部返金がある場合は商品をクレジットカードで支払ってもpaypayで支払っても、購入者の売り上げ金に返金されるようになっているようです。
メルカリで一部返金対応があった場合のペナルティは?
今回のような開封済商品を未開封と偽って販売するような行為をはじめ、実際の商品が説明とは違う状態で届くようなことが稀にあると思います。
こちらはメルカリ事務局から届いたメールですがこういったケースは
出品者における迷惑行為「商品について正確な説明を行わないこと」に該当するようです。
メルカリは比較的出品者より購入者寄りでサービスが手厚いフリマサイトですが、こういった迷惑行為が後を絶たない場合、安心して購入出来ないマーケットになってしまいます。
それを防ぐため複数回にわたり購入者から返品やキャンセル、一部返金などのクレームが出てしまうとアカウント停止や出品制限などの重大なペナルティの対象になると思われます。
以上メルカリの一部返金方法と交渉例文等の解説でした。
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