先日Ryzen5 5600X rtx3070のゲーミングPCを作りました。
当初は家に余っていた500GBの余っていたM.2 SSDを使って組み立てましたが、最近はM.2 SSDをはじめストレージが非常に安くなってきていたのでシリコンパワー製のM.2 SSD 2TBに入れ替えました。
2023年8月現在で2TBが約1万円ということでかなり安くなりましたね。一昔前は1TBが1万円くらいだった気がします。
ということで今回はM.2 NVMe SSDからM.2 NVMe SSDへのクローン作業についての記事です。
ノートパソコンのHDDから2.5インチへのSSD換装や2.5インチからM.2 SSDへのクローンにも言及していくので参考にして下さい。
windows10 windows11の両方に対応です。今回はwin11のPCにて作業しています。
また容量違いのクローンや容量が小さいクローン先への注意点も紹介します。
またパソコンショップにクローンを依頼すると工賃/料金が1.1万円位かかるので自分でやってみることをオススメします!

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HDD(SSD)からSSD(M.2)へのクローンに必要な機器
クローン先が2.5インチのSSDの場合
外付け2.5インチ SSDケース(PS5やノートパソコンにも流用可能)が必要です。
ノートパソコンのHDDや2.5インチ SSDから2.5インチのSSDにクローンするのに使います。
パソコンと2.5インチSATA SSDを接続することが出来ます。勿論HDDを接続することも出来ます。
また今回の使用法とは違いますがPS5やPS4と接続してゲーム機の外付けストレージに、また持ち運んでノートパソコンの拡張ストレージとしても使用可能です。
また古いPCのHDDを2.5インチのSSDに入れ替える場合にはスペーサーやマウントが必要になる場合もあるので一応買っておいたほうが安心です。
クローン先がM.2 NVMe SSDの場合
外付けM.2 SSDケース(PS5やノートパソコンにも流用可能)が必要です。
M.2 Nvme SSDをパソコンと接続することが出来ます。
SSDのクローンではなくクリーンインストールのやり方
中古や新品で新しくパソコンを入手して、データを全て消してストレージだけを入れ換えたい場合はこちらも参考にして下さい。
SSDのクローンに使う無料フリーソフトの準備
「AOMEI Backupper Standard」「Ease to do backup」「easeus」の旧バージョン「acronis true image」「NTI Echo」等のSSDのクローンソフトで無料のものは沢山ありますが、OSはクローン出来なかったりクローン先のSSDの銘柄に制限があったりするので使用しません。
今回は実際に使って非常におすすめなフリーソフトの「Macrium Reflect」でクローンを行います。
無料フリーソフト「Macrium Reflect」のダウンロード
以下からダウンロードします。商用利用であれば有料となりますが個人の場合は無料のようです。
メールアドレスや会員登録は一切必要なしです。イギリスの会社が作成したソフトです。
クローンだけでなくOS含めたディスクのすべてをバックアップすることも可能です。
Macrium Reflect Free 8.1.7544 Download | TechSpot
ページに飛んだら Download optionsからwindowsを選択し暫く待つとダウンロードが始まります。

無料フリーソフト「Macrium Reflect」のインストール
ダウンロードした.exeを開くとインストーラーが起動します。
言語選択が日本語に自動でなっています。なっていない場合は日本語を選択し日本語化してください。
「次へ」を押すとセットアップウィザードが開くので「次へ」→利用規約が出るので「同意」にチェック→ライセンスの画面が出るので「個人利用」にチェック→会員登録の画面が出るので「Macrium Reflectのこのインストールを登録しますか?」のチェックを外し「次へ」→後は画面に従いインストール完了です。
Macrium Reflectを使用したSSDのクローンのやり方
1.クローン先のSSD(M.2)の準備・初期化編
新品のSSDをパソコンに接続しても認識されませんので、設定から初期化をする必要があります。「設定」→「システム→ストレージ→ディスクとボリューム」から「初期化」をします。

2.ソフトを開きクローンを開始します

ソフトを開き画面真ん中の「このディスクのクローンを作成」ボタンを押し、「対象のディスクに合わせて拡縮」を押します。
今回は容量違いのSSDですが同じ容量なら「正確なオフセットと長さ」を選択してもOKです。

クローン先(格納先)の画面がこのようになります。回復パーティションがある場合はこの画面に反映されています。
そして「次に」を押して画面を進めます。

この画面が表示されますので「終了」を押して画面を進めます。

バックアップ保存オプションという画面が表示されますので「今すぐ実行を押します」

以上にて作業は終わりです。
3.M.2 SSDからM.2 SSDへのクローン完了
今回は500GBから2TBのM.2 SSDへのクローンで途中で止まることなく約7分ほどで終了しました。
使った外付けSSDケースがtype-C接続で比較的高速のモデルだったのでエラーもなく思ったより早く終わりました。


容量違い(クローン先の容量が小さい)の場合の注意点、容量不足と出て進めない場合
容量の小さいストレージにクローンする場合
以前TOSHIBA LL750HS6BというWindows10のノートパソコン、容量1TBのHDDから容量480GBの2.5インチのsata SSDにクローンしようとしたときの出来事です。
元のHDDは容量的には殆ど使ってなく、容量が小さいSSDに変えても容量が足りるのに「クローンを作成する」→「対象のディスクに合わせて拡縮」を押してもなぜか容量不足と出て先に進めないことがありました。
その場合の対処法ですが、1.(NO NAME)2.(なし)3.(C)4.(なし)と四つパーティションがある中、手動で下にクリック&ドラッグして格納先にコピーします。
そしてそこでもトラブルがあり1234と順番に配置できませんでしたが、1.2.をまず格納先に配置し次に4を配置します。そして格納先の4をクリックし「右に」と選択し、1.2と4の間に隙間を作ってから容量の大きい3をドラッグして配置することでパーテーションの順番を崩さずに配置出来ました。
ちなみにHDDからSSDへのクローンにかかった時間はSSDからSSDにクローンするより圧倒的に時間がかかり非常に遅かったです。
クローン前にHDDのデータを可能な限り減らしておくといいと思います。

クローンしたSSDが起動しない場合の注意点
クローンしたSSDで起動するとinaccessible boot deviceとブルースクリーンが出て起動出来ない場合についてです
クローン元のM.2 SSD(HDD)は外す
今回は元々のクローン元のM.2は外して、外付けSSDでクローンしたM.2 SSDのみをマザーボードに取り付けると失敗せずに一発で問題なく起動しました。
一度Type-cで外付けSSDケースを取り付けたまま、UEFI(BIOS)のWindows bootの設定から起動するストレージをクローンしたSSDに指定して起動しようとしてもブルースクリーンになって起動しなかったので、紹介した手順で起動しない場合はクローン元のSSD(HDD)を取り外していることを確認しましょう。
USB 接続のドライブから起動できません。これは、Windows によって課される制限です。システムディスクをUSB接続の外付けドライブにクローンする場合、クローンを起動するには、物理ディスクをUSBキャディから取り外して内部接続する必要があります。
バックアップ、イメージング、クローン作成 – ナレッジベース 8.0 – Macrium Reflect ナレッジベース
それでも起動しない際はクローンの際にフォーマットを行ったか・変なパーティションが残ったままではなかったか再確認し、Windowsの自動修復や再起動を何度か行いましょう。
自分も何故か起動しない場面があり何度か再起動と自動修復、スタートアップ修復を繰り返し問題なく起動するようになりました。
コメント
ありがとうございます。
うまくクローンが出来ました😀
こんにちは!
お役にたてて嬉しいです。
ご報告ありがとうございました!