フロントブレーキの強化ということで、CB1300SF(SC54)用4potキャリパー(オーバーホール済)を流用取付けしました。
父親にプレゼントしたバイクですが完全に私の趣味でパーツ選んでいます笑
リアブレーキもどうにかしたいのですがまずはフロントから。
それに合わせてステンメッシュブレーキホースとニッシンのマスターシリンダー、カラーブレーキフルードも同時に導入です!
使用した部品と注意点等について
ニッシン製CB1300用キャリパー流用
以前CBRにはブレンボの4potを取付けましたが、バリオスのローター径にはパッドが大きすぎて干渉してしまいパッドを削る必要があるようで今回は見送りました。
ホンダ車に採用されているニッシンの4potキャリパーはほぼ同じ見た目でもピストン径にはかなりの種類があるようです。
よって車種不明のキャリパーを購入しオーバーホールする際はシール類の品番の間違いに注意です。
車種 | ピストン径1 | ピストン径2 |
CB400SF(NC39) | 32mm | 30mm |
CBR929RR(SC44) | 34mm | 30mm |
CB1300SF(SC54) | 30mm | 30mm |
本当は球数の多そうなCB400SF用が欲しかったのですが思いのほか高かったので、ヤフオクで安めで出ていたCB1300SF用にしました。
このキャリパーのピストンサイズは30mm×30mmです。取付けピッチは62mmです。
※SC54のフロントブレーキキャリパーのオーバーホール用 純正部品の品番メモ
06451-mcz-006[キャリパーシールセット×4]
45103-mr7-006[シールジョイント×1]
45106-mas-e01[パッドスプリング×1]
45215-mae-e01[パッドピン×2]
45107-mcz-016[ピストン本体]
旧ニッシンキャリパーについて
またニッシンのキャリパーはデザインがちょっと違うものもあります。
古めのCB400SF(vtec付いていない方)や古めのホーネット等に純正で付いているやつです。
下のやつもフロントフォークへの取付けピッチが同じなのでサポートを使い取付けできますが、基本的にかなり年式が古くパッドピンやブリッジボルトの固着している個体もありそうなので避けました。
nプロジェクト製 バリオス用キャリパーサポート
バリオスにそのままニッシンのキャリパーを付けることは出来ないので、キャリパーサポートが必要になります。
使う製品はnプロジェクト製のNewキャリパーサポート(品番:15104)です。
どこのネットショップも在庫を切らしていましたがNapsにて購入出来ました。
バリオス、バリオス2の他に下記のバイクにホンダ純正のニッシン製4POTキャリパー(取付けピッチ62mm)をボルトオンで取り付けられます。
カタナなんかも使えるようですが詳細不明です。
カワサキ 対応車種表 | |
---|---|
カワサキ | GPZ1100 1995~ |
カワサキ | ZEPHYR400 1989~1995 |
カワサキ | ZEPHYR750 1992~2007 |
カワサキ | ZR-7 |
カワサキ | ZRX400 1994~1997 |
カワサキ | ZX-10 1988~1990 |
ニッシン タンク別体式マスターシリンダー 1/2
以前CBR250R(MC19・シングルディスク)にブレンボの4potを取り付けた際はシリンダー径15mmの下記のFrando製のラジアルポンプマスターシリンダーを使用しました。
質感が非常によく可変レバーレシオ機能もありレバーの形状も握りやすく好きです。
品質も非常に良くやや高い以外何の不満もないのですが、バリオスに乗るのは父親ということでバリオスにはメンテの面でより安心なニッシン製にしました。
シングルディスクのバイクにはラジアルであれば15mm程度、横置きのマスターであれば1/2か11mmが個人的にフィーリングがいいと思っていますが、ニッシンにはラジポンのサイズがダブルディスクを想定した17mm~しかなく、バリオスには普通の横置きの1/2サイズのマスターシリンダーにしました。
楽天経済圏以外の方はアマゾンがめちゃくちゃ安いのでアマゾンで買うのがおすすめです。
レバーの形状は純正ブレーキレバーのような普遍的な感じです。
リザーバータンクはスモークが好きなのでスモークタンクを別途購入して交換しています。
こちらも同じくアマゾンが圧倒的に安かったです。
※バリオスのハンドル径
バリオスの純正ハンドル径は22mmです。
スウェッジライン ステンメッシュブレーキホース バリオス2用
キャリパーとマスターを変えるので純正長のホース長だと足りない気がして、スウェッジライン製のバリオス”2″用にしました。バリオス1とバリオス2ではハンドルの高さが違いバリオス2の方がハンドルが高くブレーキホースも長く設計されています。
それを見越してバリオス2用のホース長710mmにしました。
付けてから気づきましたが700mm位でも足りそうです。
メーカーによって車種専用設計と謳いながらも長さ違う場合があるので一応メーカーのHPで長さの確認はした方がいいです。
使用したのはこちらのモデルです。
スウェッジラインのクリアカラーで黒×金の方です。
active DOT4 カラードブレーキフルード
別になんでもよかったのですがCBRの時に使って余っていた赤色のブレーキフルードがあったので使いました。
クリアスモークタンクなのでうっすら赤色が見えます。
バリオスのキャリパー・マスター・ホースを変えた後の感想・レビュー
バリオス1のブレーキはフロントもリアもどちらもあまり効く方ではありません。
特にリアブレーキは全然効かないバイクですがとりあえず今回はフロントだけ変えました。
後々ZXR250かゼファー辺りのリアブレーキを流用予定です。
キャリパーもマスターも変えるとノーマルのブレーキングとは全く変わり、ブレーキレバーを強く握るとフロントがガツンと沈み込むのが体感出来る位効き、新品マスターの恩恵でコントロールも非常にしやすくなりました。
レバーのストローク量もちょうどよく扱いにくいといったことはありませんでした。
ニッシンのマスターもキャリパーも比較的安く手に入るので、新しくバリオスを入手したり純正マスターやキャリパーをOHする予定があったりする方はブレーキ周りを総替えするのもいいかもしれません。
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