驚きのスペックは360馬力・トルクはLFA越えの約50kgm!?
トヨタ130系 マークXに用意されたモデリスタ製コンプリートカー
120系マークXにもスーパーチャージャーはあり排気量は3.0Lですが、今回メインで紹介するのは130系マークXの3.5Lエンジンモデルをベースにし、モデリスタ社がエンジン回りから足回りまでカスタムしたコンプリートカー「マークX +M SuperChager」となります。
200系のクラウンにもエンジン回りのスペックがほぼ同じ、「クラウン+M SuperChager」というものもある。
2.5Lモデルは無く、3.5LのFRしか設定されていない。
生産台数も非常に少なく東京で+Mのエンブレムを見たら95%位は覆面だと思ったほうがいいレベルかもしれません。
筆者はマークXの前期+Mを3年ほど所有していたので
感想を交えながら記事を書いていきたいです
スペックと当時の新車価格
まずは簡単なスペックから紹介します。
グレード | 350S |
駆動方式 | FR |
トランスミッション | 6AT |
全長×全幅×全高(mm) | 4730×1795×1415 |
ホイールベース(mm) | 2850 |
車両重量(kg) | 1580 |
乗車定員 | 5人 |
エンジン種類 | V6DOHC+スーパーチャージャー |
総排気量(cc) | 3456 |
最高出力 | 265kW(360ps)/6400rpm |
最大トルク | 498N・m(50.8kg-m)/3200rpm |
車両本体価格 | 487万3000円~530万3000円 |
この130系のスーパーチャージャーは130系マークXの前期と中期モデルでのみ販売がされていた。
販売価格は約487~万円ということで、3.5Lモデルのベース価格である約340万から約150万円の上乗せとなる。競合車種であるクラウン200系の3.5Lアスリートのベース価格が約487万であったので大体同じ価格帯となるが、お買い得感は強い。
ちなみにクラウンの+Mはというと644万~となっていた。
また120系マークXにもスーパーチャージャー搭載のモデルがありました。
こちらは3.0Lとなります。中古相場が比較的落ち着いてきているので狙い目です。
価格のわりにはお得感があるのかも
人とは被らないマークXをお探しの方に!
運転した感想やレビュー(0-100加速など)
スペックの通り車両重量が比較的軽く、パワーとトルク感があるので加速は非常に豪快で非常に楽しい。
本格的なスポーツカーにはかなうべくもないが、ライトウェイト系のスポーツカーに直線では圧倒的に勝る。
スーパーチャージャーはターボ車のようにラグがあまりないような印象があったが、このマークXはほんの少しのラグの後に爆発的な加速感がくる。最大トルクが3200rpmということで下からモリモリ湧き出てくる感じだ。逆に上はからっきしということもなくゆるやかに加速感が減衰しながらスムーズに回りきる。独特のスーチャーの音もまたアクセントとなり楽しい。
足回りはモデリスタ製のショックとスプリングが入っている関係で車高が約20mmダウンとなっている。予想外だったが決して硬すぎることはなくどちらかといえば欧州車のスポーツモデルに比べたら柔らかいくらいだ。普段乗りでも乗りやすい。
マークX 標準車との違い
その他ベースのマークXと比較して標準から変更されている点は以下の通りである。主に走りに関するところだけに留まっているので、GRやGRMNのように少し内装外装に凝っていたり、ステアリングやシートが変わっていたり…といった特別感がないので、もう少し何か欲しいところではあるが乗ると最高に楽しいから問題はない。
[架装・装備内容]
専用スーパーチャージャー
専用ECU
専用Vバンクカバー
スポーツサスペンション(約20mmローダウン)
専用エンブレム“+M”
専用エンブレム“SUPER CHARGER”
上の記事で130系マークXについて詳しく記事にしました
故障やトラブルについて(130系マークX)
マークXを所有している3年間の間で大きく二回の故障にあった。一般的な部品であれば普通のマークXと同じであるがスーパーチャージャー本体にトラブルが起きた場合非常に高額な修理代となる。一度目の故障はウォーターポンプが壊れました。これはそこまでかかりませんでしたが….
スーチャーのどこかのプーリーが壊れ過給がかからなくなり、スーチャー本体アッセンブリー交換…その時はだいたい65万円くらいかかりました
といった具合に本来想定してない負荷がかかることもあり壊れやすい部品があったり、スーパーチャージャー本体の小さい部品一つでもアッセンブリー交換になる可能性があるということで、車にかける余裕資金は多めに見積もっておきたい。
エアロを装着して覆面パトカーに使われている!?
記事にしたマークX +M スーパーチャージャーだが警視庁に覆面パトカーとして納入され現在も稼働している。外装にも手を施されフロントから見ると警察車両には全く見えない。
フロントはTRD製のリップスポイラー
サイドもTRDのサイドスカート
リアはGRX133の中期 350S 純正バンパー
そして純正オプションでは設定のないユーロアンテナ装着
といった外観をしており、ユーロアンテナが付いていることリアがスモークガラスということで、かろうじて覆面だと見分けることが出来る。東京都にお住まいの方はご注意を。
以上、マークXスーパーチャージャーについてでした。
興味を持たれた方は是非乗ってみて下さいね。
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